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祭の時期
昨日に引き続いて原作を読んでの答探しです。

原作とアニメの間のかなり大きな改変のひとつとして、卵の孵る時期があります。
それに伴って、祭の時期が、原作では卵の孵る夏至のままだったのが、アニメでは春分から夏至にズレたことになっています。これを考えてみようかと。


原作では、夏至祭はもともとヤクーの豊作祈願の祭であったと同時に、卵の正しい孵し方……すなわち、ラルンガの追い払い方法を伝えるものでした。
アニメでも、夏至祭の形式はラルンガを追うものです。春分には宮で建国祭があって、この形式は不明。ただラルンガ追いとは似ても似つかぬものっぽい。


さて、ヤクーの時代、祭はどういう形だったのか?
卵が春分に孵るなら、ラルンガ追いの儀式は春分に行われていたかもしれません。
で、夏至は夏至で豊作祈願の祭があったのでは……と考えます。
というのは、クリスマスがもともと冬至の祭(ミトラ教という宗教の習慣だったらしい)であったように、あるいはハロウィンがケルトの新年の祝いと収穫祭であったように、何もない日を急に祭として設定するより、もとから祭だった日の性質を変えるほうが容易だからです。

春分から夏至へとズレた原因はわかりません。チャグムの言うように春先は田んぼ仕事が忙しいのもあるでしょう。そして、これまたナナイが関わっている可能性も高いと思います。
帝が水妖を退治した祭として盛大に祝ってもよさそうなものですが、ラルンガ追いの所作は200年前当時、明らかに帝より歴史が古い伝統です。しかも、ヤクーにとってラルンガ追いの所作は水の恵みを守る聖なる踊りだったのではないでしょうか。ニュンガ・ロ・チャガがヤクーにとって大切な存在であったのと同様に、です。
アニメではラルンガにニュンガ・ロ・チャガが食べられないと卵が生まれてこられないことになっていましたが、ラルンガ追いの所作があった以上、昔は呪術で卵を取り出す方がスタンダードであったのかも? じゃなきゃラルンガ追い払う意味がないですし。実はニュンガ・ロ・チャガが食われた後に卵は出てくるってことはヤクーも知らなかったとか(笑)

ナナイは帝の優位性を守るため、水の精霊と、それに伴うヤクーの古い宗教を忘れさせるために、春分の祭を禁止したのかもしれません。
春分の祭は宮にのみ受け継がれ―――国としての危険を考えるなら、この日に代々帝か聖導師に真実が伝えられてもいいんじゃないかと思いますが……完全に祭を消さなかったのは、例によってひねくれたナナイなりの伝承残しだと思うので。200年間のどこかで途切れたかなぁ?―――人々は許された夏至祭の中で、ラルンガ追いを伝えることにした……と、そんな感じで考えました。


でもってナージについても考えたいことがあるんですけど、それはまた後日ー。
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