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通過儀礼について
携帯より。
シグ・サルアを追って観ました!
そんなわけで格好よくなったチャグムに関する話題です。


短剣を授かる、という構図で、サグム殿下とチャグムの対比があったな、と。

まずチャグムについてです。ちゃんと調べてないので、なんかズレてたらごめんなさい;

古来成人するにあたって、とりわけ男子は何らかの試練をくぐるものであるように思います。通過儀礼というやつですね。しかもバンジージャンプとか、死に近いもの、恐怖や痛みを伴うもののようです。(詳しくは知りませんごめんなさい)

……あれ、ここまで書いて思い出しましたが、ユリイカにもこんなテーマの論評がありませんでしたっけ。まぁいいか。

試練によって子供の彼は死に、体が無事戻ってきた暁には年長者――呪術師や長なんかの手によって新たな命を与えられ、大人としてこの世に生まれ直す。大体そんな感じでしょうか。
また、神話や英雄伝ではその試練の際、賢者のアドバイスがあることもありますね。

穿ち過ぎかもしれませんが、チャグムの着替え→短剣授受は、この通過儀礼を暗示していたのではなかったかと。
バルサのあのセリフがカンバルでの成人の儀式のものであるのはもちろんのこと(自分も感動しましたよ茜さま!)、子供の姿で洞窟(=死の国)に赴き、大人の姿となって出てくる。そして、新たな命である短剣を授けられる、というように見えたのです。
ついでに、古い皮を脱いで新たに生まれ直すのは山の王と一緒ですね。


翻ってサグム殿下の場合。
短剣の授受はありましたが成人の儀の前のこと、として描写されていました。
短剣には帝の、父としての願いや祈りが籠もっていたと思います。それを貶めるつもりはありませんが、気持ちは伝わったものの、その剣は彼にそぐなわないもの、彼自身とはなりえないものだったのではないかと。

……いえ趣味ぴったりだったらサグム殿下が生きてたとかはありえないとわかってますが;
ただ、二人の先行きを象徴しているな、と。


さらに、短剣そのものも。
かたや多少の装飾はあってもいかにも実用品、かたや装飾過多の、抜かれることなどなさそうな、たぶん儀礼用。
ネタバレになりますが、原作の、あくまで神の子としての帝と、穢れを知ってのチャグム――この対比を表しているようです。王道対覇道であり、神の時代が終わり人の時代になった流れが―――とこれはまたそのうち。

もしも、もしも。サグム殿下が亡くならずにいたとして、原作通りに歴史が流れたら、もっと言うとタルシュが侵攻してきたら。
チャグムは宮に戻ってないことになるのですが、きっとやっぱり奔走したでしょう。
帝とチャグムの対立は、サグムとチャグムの図になっていたかもしれません。宮しか知らないサグム殿下は、どうしたって実用品になれません。でも儀礼用にもなりきれず、きっととても苦しむと思います。
とすると、やっぱり彼は亡くなるしかなかったのか……。やるせない(涙)。



まあこんな読みなんて所詮端から見てるだけの分析に過ぎないよ!とばかりにこれからチャグムには現実の試練が襲いかかるわけですが。
物語として見るなら、こんな風にも見えるかなぁという話でした。
頑張れチャグム〜!

追記。
コメント明日返しますすみません!
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